熱伝導現象を用いた物理リザバーコンピューティング

IoT社会の実現に向けた計算負荷低減にむけて、非線形物理現象の過渡的な状態変化を利用した物理リザバーコンピューティング(PRC)という機械学習モデルが注目されている。本研究では熱伝導現象を用いたPRCの実現に向け,特定のサイズのアルミナ平板におけるPRCの提案と性能評価を行った。この結果,STMタスクとParityタスクにおいて,一定の学習性能を確認し,熱伝導現象を用いたPRCが実現可能である見通しが得られた。