7/28の毎日放送(MBS)でPress Releaseの様子が放送されました


[Press Release] 抗がん剤の副作用を生体外で再現するデバイス「ボディ・オン・チップ」の開発に成功に関する内容が,7/28の毎日放送(MBS)で紹介されました.

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世界初 複数臓器でヒトの体内循環をチップ上に再現
2017/7/28 毎日放送

http://www.mbs.jp/news/kansai/20170728/00000028.shtml

 1枚のチップの上で、ヒトの複数の臓器の細胞を培養して体内の血液循環を再現する技術を京都大学などの研究チームが開発しました。
 縦2.5センチ、横7.5センチの1枚のチップ。血液に似た液体が回路の中を巡ります。これは「ボディ・オン・チップ」と呼ばれるヒトの複数の臓器の細胞を培養して体内の血液循環を再現したもので、京大の亀井謙一郎准教授らの研究チームが開発しました。これまでひとつの臓器がチップの上で再現されたことはありましたが、複数の臓器が血液などでつながる体内循環を再現した技術は世界で初めてだということです。
 「これをiPS細胞に置きかえることによって、患者に適した医薬品の同定、個別化医療の実現につながります」(京都大学 亀井謙一郎准教授)
 今回再現された細胞は心臓と肝臓で、肝臓がんの抗がん剤が心臓の筋肉に与える副作用を再現することに成功したということで今後、医薬品を開発する際に役立つことが期待されています。