超音波振動によるDNAオリガミのセルフアセンブル収率向上
次世代の微細加工技術として，DNAで作成される100nmオーダーの2次元構造体のDNAオリガミを利用して，ナノスケールの多種多様な材料をMEMSに実装する研究を行っています．複数種類の機能ブロックをDNAオリガミで作製し，これをマイクロ流体デバイスを用いてMEMS基板上にディレクティドセルフアセンブルする技術の確立を目指しています．この研究では，E-F-Gの順にセルフアセンブルされるように設計した３種類のDNAオリガミのアセンブル収率を，超音波エネルギーを用いて向上させることに取組んでいます．
[Publications]
- C. Huang, T. Saeki, M. Endo, H. Sugiyama, C. Weng, G. B. Lee, K. Sugano, T. Tsuchiya, O. Tabata, “Configurable Assembly of DNA origami on MEMS by Microfluidic Device”, The 6th IEEE International Conference on Nano/Micro Engineered and Molecular Systems, Kaoshung, Taiwan, February. 21-23, 2010 .
- O. Tabata, “A bridge between nanomaterials and a nanosystem”, IEEE Nanotechnology Magazine, pp.13-17, December 2010