単分子検出可能なSERSデバイスで必要とされる金ナノ粒子二量体をより高い信頼性で基板上に形成するため,DNAオリガミを犠牲層として利用する方法を提案している.厚さ2 nm以下であるDNAオリガミの両面に金ナノ粒子を固定化した上で基板上に固定化し,DNAオリガミのみを真空紫外線照射と純水洗浄によって分解除去することで,1.5 nm程度の極小ギャップを有する金ナノ粒子二量体の低コストでの作製に成功した.
【応用先】
- SERS測定のための金ナノ粒子二量体アレイ基板
【論文・学会発表】
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Naoki Yamashita, Zhipeng Ma, Seongsu Park, Kentaro Kawai, Yoshikazu Hirai, Toshiyuki Tsuchiya, Osamu Tabata, Micro & Nano Letters, Vol. 12, Issue 11, 2017, pp. 854-859.