創薬プロセスにおける動物試験は,ヒト体内環境と異なるため信頼性が低く,創薬には莫大な時間と費用がかかります.そのため,動物試験に代わる信頼性の高い新たな薬剤試験法が求められています.そこで我々はヒト由来の肝細胞と心筋細胞を培養し,グレースケールリソグラフィにより作製したマイクロポンプを用いて代謝物を循環させることで,ヒト体内の代謝作用を生体外で再現できるマイクロ流体デバイスを開発しました.
【応用先】
- 医薬品の検査
- テーラーメイド医療
[論文]
– Y. Kato et al., Transducers’15, Anchorage (June, 2015).