“HKUST & KYOTO” Joint Lecture (微小電気機械システム創製学)


2009年度も工学研究科・修士課程配当科目「微小電気機械システム創製学」で香港科技大学(HKUST)と京大とのジョイント講義を実施しました.その講義の一環として,双方の大学の学生それぞれ1名ずつでペアを組み,計5チームがMEMSの設計を共同で進めました.

本年度の課題は「MEMS Heatuator (Electro-thermal actuator)を用いたTug-of-Wars(綱引き)」.Heatuatorとは,電流を流すことにより発生するジュール熱を用いてSiマイクロ構造を駆動させる熱アクチュエータの一種です.

ジョイント講義では,0.5mm×0.3mm四方の領域内に,決められたプロセスルールに従ってHeatuatorを作製し,  (1)最大印加電圧は10V  (2)相手のHeatuatorを最低8um引っ張り,1分間保持する  (3)デバイスをオーバーヒートさせてはならない の規定でTug-of-Warsコンテストを行ないました.

コンテスト(デバイス評価)の様子はこちらをクリック(YouTube).

なお過去の「微小電気機械システム創製学」の取り組みは,下記のHP(丸紅情報システムズ)でも紹介されています.

【関係リンク】

香港科技大学(Department of Electronic and Computer Engineering)

丸紅情報システムズ「MEMS開発統合ソフト・CoventorWare」

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